後悔〜同類の者へ 12
皆さん、今日も一日大切に生きましたか?
後悔する日もあると思います。
ですが、その時に思った事や自分のとった行動が
その時は正解だと思います。
正解や間違えは後から分かる。
今を精一杯大切にしましょう
ここからの話は実話です。
人への想いや、自分との葛藤や苦しみ
信念や憎悪などそのまま書いています。
いつか同じ様な者に伝えたいと思っていました。
その一歩目として書いています。
良かったら読んでください。
※前回までのあらすじ
強姦された女の子を助けて、相手に制裁の為に
ナイフで刺した。接見禁止が付き面会も出来ない中弁護士だけが頼りの綱。しかしその弁護士が一般民事が得意な弁護士だった
●面会室のアクリル越しに見る弁護士は、何故か余裕がある顔している。
俺の中の不安が何故か消えない。
この日は、被害者の女の方に、事件にしないのであれば、証人として出廷して欲しいと頼んでくれとお願いして面会終えた。
その後は、取り調べ再開・・・・昼食終えてから、取り調べ。
刑事が、『被害者の男も、昨日から取り調べできる様になったからなぁ』
と言ってきた。
あのクソが何をどう言うのか、認めるのか、言い訳するのかが
めちゃくちゃ興味あった。でも捜査上言うてくれん。
取り調べの中で、強姦されたから助けに行ったという流れで、説明してたんやけど、
調書を取るときにその文言が入らなかった。
『何で強姦って書かんのや?』聞いた
『彼女の方が事件にしない、立件しないっていうからなぁ。』
なんじゃそれ??意味が分からん??
とりあえずその日の調書は指印を押さなかった。
翌日、弁護士が面会に来た。さすが私選弁護士。仕事してますアピール!!
その時に昨日の取り調べの件を言った。
『誘導とかには乗らないでください。不利になる調書はサインしないでください』
等々言われた。
『昨日の件ですが、先方は事を大きくしたくない。事件にもしないし、出廷もしないとのことです。』
『なんでや?』
『向こうの弁護士と話もしたんですが、証人出廷などした場合は、今回の事件に少なくとも関与した疑いが出てきます。事件当時、同じ車両で行動して、事件現場にいた。強姦罪で先方が事件にするなら、矛先が少し変わる可能性があるでしょうが、
今のところは、被害者男性と示談の話をしているみたいです』
『もう一回、頼んでくれへん?お前が困ってたから助けてあげたんや。お前の為に何人動いたんや?
今度はこっちが困ってるねん!お願いしてくれ。』
と弁護士にそのまま伝えてくれとお願いした。
共犯の相棒にもキッチリ伝えてとも言った。
面会後に考えた。
強姦された女がいた
狂ってる感じの女がいた
その女に手を差し伸べた
クソみたいな男ばかりやないぞと教えた
普通に生活できなかった俺たちでも、役に立つと言う所見せたかった
助けたつもりやった
信用も信頼もない間柄。
『関わるんやなかった』と後悔した。
~続く
ありがとうございました